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2-2.be動詞【肯定文】

読了までの目安時間:約 7分

 

「AはBである」(A=B)という意味を表す肯定文は『主語 + be動詞 + 補語』 で表します。

 

基本はさほど難しくありませんが、冠詞(a やthe)を忘れる、または最初の文字を大文字にするのを忘れるなどといったまちがいが多いので気をつけましょう!また、単数・複数にも注意して下さい。(冠詞や単数・複数についてはUnit 4~5で詳しく説明します。)

 

以下の例1~3を見て下さい。補語が名詞、形容詞、形容詞+名詞の場合に分けてあります。
右側の ⇒ の横にある「A=B」の形を参考に、それぞれ英語になおしてみて下さい。
=をbe動詞(am/are/is)に変えるだけではなく、必要に応じて冠詞や複数のSを付けて下さい。

 

例1)補語が名詞の場合
1. 吾輩は猫である。 ⇒ I = cat
2. こちらはデイビッドさんです。 ⇒ this = David
3. 私たちは友達です。 ⇒ we = friend

 

例2)補語が形容詞の場合
1. 私は大丈夫です。 ⇒ I = OK
2. それで結構です。 ⇒ that (it) = OK
3. 彼らは有名です。 ⇒ they = famous

 

例3)補語が形容詞+名詞の場合
1. ボクは水泳が得意です。 ⇒ I = good swimmer  swimmer : 泳ぐ人
2. 彼女は親切な女の子です。 ⇒ she = kind girl
3. これは新しい靴です。 ⇒ these = new shoes

 

では、順に英訳します。

 

例1)
1. 吾輩は猫である。
主語がI なのでbe動詞 am を使います。「吾輩」も「オレ」も「あたし」も英語になおせばみんなI。なんだか味気ないですね。
さて、この問題の落とし穴は catにつける冠詞 a です。詳しい説明はここでは省略しますが「吾輩はある一匹の猫だ」と解釈できますので a cat が適切です。
というわけで、I’m a cat. になります。(I’m = I am)

 

2. こちらはデイビッドさんです。
日本語では人を指して「これ」なんて言いませんが、英語では(近くの)モノも人も同じthis で指します。写真の人物を指して“this”と言っているなら「これ」と訳しても構いませんが、紹介しているなら「こちら」の方が適切です。状況によって工夫しましょう。
this は3人称単数なのでbe動詞 is を使います。David は一個人なので冠詞は不要です。というわけで、This is David. になります。

 

3. 私たちは友達です。
主語「私たち(we)」は複数なのでbe動詞 areを使います。この文章の落とし穴は「友達(friend)」も複数にしなければならないところです。
というわけで、We’re friends. になります。 (We’re=We are)

 

例2)補語が形容詞だけの場合は冠詞が不要です。
1. 私は大丈夫です。
例1の1番と同様、amを使ってI’m OK. になります。

 

2. それで結構です。(「それ」は何らかの提案だと想像して下さい。)
「それ」は that でも it でもOK。どちらも3人称単数なのでisを使って
That’s OK. または It’s OK. です。(この場合は短縮形の方が自然です。)
*都合などを聞かれた時、「うん、(僕は)それでいいよ。」のつもりで、
“I’m OK.” と言ってしまう日本人が実は多いんですが、NG↓です。
病気やケガなどをして、「大丈夫?」と尋ねられた時に使うのが “I’m OK.” です。

 

3. 彼らは有名です。
「彼ら(they)」は複数なのでareを使って、They’re famous. になります。
(They’re=They are)

 

例3)名詞の前に形容詞があると、つい冠詞を忘れてしまいますので要注意です!
1. ボクは水泳が得意です。
「ボク」も「私」もI ですね。amを使ってI’m a good swimmer. になります。
I am good at swimming. という表現もありますが、
「~する人」を表す、動詞(この場合swim)にerをつけた形はよく使われます。
走るのが得意ならrun にer をつけて I’m a good runner. と言います。
(尚、発音の都合上、swim のmやrun のnは2つになります。)

 

2. 彼女は親切な女の子です。
主語she は3人称単数なので is を使ってShe’s a kind girl. になります。
(She’s=She is)

 

3. これは新しい靴です。
靴や手袋、めがねなどペアや対になったものは(近くにあれば)「これ (this)」ではなく「これら」を意味する these を使って指し、補語は複数名詞になります。したがって、areを使ってThese are new shoes. と言います。ちなみに靴が片方だけなら「シュー」です。
学校ではthese を「これら」と訳して this と区別しますが、実際「これらの靴」とはめったに言いませんよね。なのであえて「これ」と訳しました。意地悪でゴメンなさい。

 

お気付きだと思いますが、どの例文もbe動詞は1番がam、2番がis、3番が are です。
1番は全て主語が I。2番はI, you 以外の単数、つまり3人称単数、そして3番は複数です。

 

日本語にない冠詞や単数・複数は初めのうちはミスが多くなりますが、復習を重ねることによって必ず防げますのでコツコツ頑張って下さい!

 

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