2-4.be動詞【疑問文】
疑問文は、be動詞を文頭に置いて『 be動詞 + A(主語) + B(補語) 』の形で「AはBですか?」を表します。
肯定文や否定文と語順が違うため、違和感があるかも知れませんが、冠詞や単数・複数にさえ気をつければ大丈夫です。
「難しい」という先入観は捨てて下さいね!
「AはBですか?」に対して「はいそうです。」は肯定文、「いいえ、違います。」は否定文で答えます。たいてい主語には代名詞を使い、疑問文で使われた言葉の繰り返しは避けます。
Yes, +主語(代名詞)+be動詞. はいそうです。
No, +主語(代名詞)+be動詞+not. いいえ、違います。
*代名詞についてはUnit 6で詳しく説明します。
例1)“You’re a lier.” “Am I a lier?” “Yes, you are.”
「君はウソつきだ。」 「私がウソつきですって?」「ああ、(君は)ウソつきさ。」(はいそうです。)
*lier:ウソつき
“Am I ~?” という疑問文がテストに出ることは少ないと思いますが、
相手に言われたことを聞き返したり確かめたりする時、又、自分の意見や判断などが正しいかどうかを尋ねる時にも使います。
例)Am I right? 私(の言っていること)は正しいですか。
No, you aren’t. いや、正しくない(間違っている)ね。
I とyouの対話では問いかける側と答える側の主語が違うので注意しましょう。
例2) “Are you ready?” “Yes, I am.” / “No, I’m not.”
「準備はいいですか。」 「 はい、いいです。」 「いいえ、まだです。」
ready は用意ができているという状態を表す形容詞です。ちなみに女性はlady。
カタカナになると区別がつきませんが、英語では全く発音が違います。
肯定文「あなたは準備ができていますね」ならYou are ready. (You = ready)
このare をYouの前に出すと疑問文になります。
ready(リスニング用音声)
lady(リスニング用音声)
答えの文は「あなたは」と聞かれた「私」が主語になるのでbe動詞もamに変わります。
例3)“Is this your umbrella?” “Yes, it is.” / “No, it isn’t.”
「これはあなたの傘ですか。」 「はい、そうです。」 「いいえ、違います。」
thisやthatは通常、2回目以降はitで表します。
「これ(あれ)は~ですか。」という疑問文に対し、答えの文は正確に訳すと「それは~です(ではありません。)」になります。
では、スピーキングの練習をしながらbe動詞am / are / isの使い方を確認して下さい。
<会話>
会話(リスニング用音声)
Yumi : Hello, I’m Yumi Tanaka. Are you Miss Smiss?
こんにちは。田中ユミです。(あなたは)スミス先生でいらっしゃいますか。
Miss Smith : Well…no, I’m not. My name is Smith.
ううん・・・いえ、違います。私の名前はスミthなんです。
Yumi : Oh, I’m sorry. Is your name Miss Smith?
あら、すみません。あなたのお名前はスミthさんですか。
Miss Smith : That’s right, Yumi. Good job!
その通りです、ユミさん。上出来です!
Yumi : Thank you, Miss Smith. Nice to meet you.
ありがとうございます、スミth先生。どうぞよろしく。
Miss Smith : Nice to meet you, too.
こちらこそよろしく。
* “Nice to meet you.” は「よろしく」と訳していますが、直訳すると「お会いできて良かった。」です。「はじめまして」や「よろしく」は日本語独特の表現なので、人によって英訳のし方も様々です。
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