3-2.一般動詞(現在形)【肯定文】
一般動詞には「自動詞」と「他動詞」の2種類があります。
自動詞は自立できる動詞、他動詞は他人の助け(目的語)が必要な動詞と考えてもいいと思います。
つまり、自動詞は「分かります。」という意味を表す“I see.” や “I understand.” のように、単独で使えます。(自立できる)
これに対し、他動詞は“See you tomorrow.” や “I understand you.” のように目的語が必要です。
(明日会いましょう) (あなたのおっしゃることは分かります。)
*目的語とは「~を(に)」に当たる語句です。
ほとんどの一般動詞は自動詞・他動詞の両方の役割を持っていますが、その役割によって意味が変わることがあるので気を付けましょう。(上のseeはその一例です。)
一般動詞の肯定文は、動詞が他動詞なら『主語+動詞+目的語』、自動詞なら『主語+動詞(+前置詞+目的語)』になります。
*前置詞についてはUnit 11で説明します。
これだけだとすごくシンプルなんですが、たいてい日時や場所、様子などを表す修飾語句(詳しくは形容詞・副詞のところで!)がプラスされます。
すると文章が長くなって難しく見えるのですが、修飾語句よりもまず、主語、動詞、目的語「何が何をどうした(する)」を押さえることがコツです。
例1)自動詞を使った 主語+動詞 だけの文章
I know. 分かってるよ。(知っている)
「早く帰って来なさいよ。」「うん、分かってるよ。」などといった対話で使われます。
例2)自動詞を使った 主語+動詞 に修飾語句をプラスした文章
I live in Tokyo. 私は東京に住んでいます。
in Tokyo は「場所を表す副詞句」です。(詳しくはUnit 10で)
例3)他動詞を使った 主語+動詞+目的語 だけの文章
I like music. 私は音楽が好きです。 (音楽を好むのだから音楽は目的語)
例4)他動詞を使った 主語+動詞+目的語 に修飾語句をプラスした文章
I play tennis after school. 私は放課後テニスをします。(after school は副詞句)
例文1~4の主語を3人称単数のheに変えると次のようになります。
1. He knows.
2. He lives in Tokyo.
3. He likes music.
4. He plays tennis after school.
では、( )に適切な形の動詞を入れて文章を作ってみて下さい。
1. 私はその男の子を知っています。
I ( ) the boy. ←例3)のタイプ
2. その店は10時に開店する。
The store ( ) at ten. ←例2)のタイプ
3. 私たちはいっしょに学校へ行っています。(今、学校へ行っている途中ではなく習慣)
We ( ) to school together. ←例2)のタイプ
答えはコチラ↓
1. know 2. opens 3. go
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