4-1.名詞【名詞の種類と単数・複数】
英語の名詞は普通名詞、固有名詞、集合名詞、物質名詞、抽象名詞に分類されます。
一般に、普通名詞と集合名詞は数えられる可算名詞、その他は数えられない不可算名詞とされています。
*可算名詞・不可算名詞についてはこの次の章で詳しく説明します。
「犬は数えられるのに魚は数えられない」など、日本人には理解しがたいところもありますが、細かい事は高校に入ってからのお楽しみ(?!)ということで中学校では大まかなところを勉強しましょう。
(詳しくは最後の「よくある質問」で!)
普通名詞 | 身の回りにある一般のモノ | apple (りんご), car (車), clock (時計) など |
---|---|---|
目に見えなくても概念が一定 | minute (分), day (日), year (年) など | |
固有名詞 | 人名や地名など | Smith, Japan, Amazon など |
集合名詞 | 人や物の集まり | people (人々), family (家族) など |
物質名詞 | 決まった形がない物 | air (空気), water (水), butter (バター) など |
抽象名詞 | 目に見えない物 | love (愛), health (健康), happiness (幸福) など |
イメージが漠然とした物 | breakfast(朝食), lunch(昼食), homework(宿題) など |
1人、2人、1個、2個、のように数える可算名詞は、単数なら冠詞 a (an) 、複数なら語尾にs (es) をつけて区別します。
一般に、特定しない1つのものを表す時はa (an) をつけます。
s (es) の付け方や発音のし方は動詞に3単現のs (es)をつける時とほぼ同じです。
例えば [chやs/shの音で終わる単語] はesをつけて「i:z(イーズ)」と発音します。
peach (桃) ⇒ peaches bus (バス) ⇒ buses box(箱) ⇒ boxes
語尾が母音+yならsをつけるだけですが、子音+yならyをiに変えてesをつけます。
day (日) ⇒ days city (市) ⇒ cities party(パーティー) ⇒ parties
o で終わる単語はほとんどの場合esをつけますが、piano はs だけです。「例外」はこれに限らずよくありますので注意して下さい。
potato(ポテト) ⇒ potatoes tomato(トマト) ⇒ tomatoes
piano(ピアノ) ⇒ pianos
[f]の音で終わる単語はfをvに変えてesをつけます。
life (命、生活) ⇒ lives self (自身) ⇒ selves leaf (葉) ⇒ leaves
*↑動詞のliveに3単現のsをつけたlivesとは発音が違います!
名詞のlives(リスニング用音声)
その他については 《Unit 3》 1. 3単現のs を参照して下さい。
★ 次のような名詞もあります。
① 複数になると形が変わる
child(子供) ⇒ children man (男性) ⇒ men woman (女性) ⇒ women
② 単数・複数どちらも同じ形 (複数でもs/es をつけない。)
sheep(羊), deer(鹿), fish(魚)
(ただし、fishは普通名詞として扱うこともあり、その場合はfishesとも言います。)
③ 常に複数形
people (人々), scissors (ハサミ), pants (ズボン) など
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