4-2.名詞【可算名詞・不可算名詞】
a book, two books… のように数えられる名詞を可算名詞、waterやloveのように数えられない名詞を不可算名詞といいます。
waterやloveは、1個2個・・・と数えないことは誰の目にも明らかですが、food(食物), money(お金), butter(バター)のような固体を「数えられない」と言われてもピンときませんよね。
見分け方のヒントとして、次の2点があります。(ある程度参考になると思います。)
1. 人によって想像する形が違う。
例えば「食べ物」や「お金」と聞いて思い浮かべるものは人それぞれ違います。
「バター」も箱に入って売っているもの、パンに塗られたものなど様々です。
こういった、漠然としたものはたいてい不可算名詞です。
2. 分けても使える。性質や価値が変わらない。
例えば、テーブルの上にお金が置いてあるとします。千円札、1万円札、100円玉など混ざった形で置かれているとして、それをいくつに分けてもやはり「お金」であることに変わりはなく、使えます。
実はpaper(紙)もこの仲間です。切ったり破ったりしてもやはり何かを書くことはできます。そういう意味では「(紙という)性質は変わらず使える」と言えます。
冠詞や可算・不可算は、大人やネイティブにさえよく理解できない部分があります。あまり深く考えるのはやめましょう。
名詞の中には、可算・不可算名詞のどちらにもなるものがあります。
例えばschool やbus。Unit 3一般動詞に次のような表現がありました。
・ go to school by bus (バスで学校へ行く)
・ after school (放課後)
school もbus も数えられる普通名詞なのに、ここでは冠詞aもtheも使われていません。
それは、school やbusを建物や乗り物としてではなく、学ぶ場所(こと)、交通手段として、つまり抽象名詞として扱っているからです。
就寝を意味する “go to bed” もこれらと同様、無冠詞です。
畳の上に敷かれた布団で寝ても英語では go to bedです。
ちなみに「車で行く」は “go by car” ですが、「赤い車で」なら“go in a red car”です!
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