8-1.疑問詞【What 何?】
<< be動詞を使った例 >>
「これは着物ですか。」を英語で言うと“Is this a kimono?” ですが、「着物」という言葉を知らなければ、「着物」を「何」に置き換えますよね。つまり、 a kimono の代わりにwhatを使って “Is this what?”と言いたいところです。
しかし、疑問詞whatは文頭に置かれるのが原則です。正しい英文とそれに対する答え方は次のようになります。
“What is this?”
「これは何ですか。」
“It’s a kimono.”
「着物です。」
ただし、この疑問文の主語は「これ」で、Whatは補語です。(「A=Bですか?」のB)
「これらは何ですか。」なら、主語が複数なのでbe動詞を areに変えて
“What are these?”
“They are kimono(s).”
となります。
*kimonoは日本語なので単複同形にもなります。
疑問詞は、主語、補語、目的語のどれであろうといつも文頭なので、文法がややこしくなりがちです。まず “Is this what?” のように補語なら補語の位置に置いて文章の組み立てを考え、最後にwhatを前に出すとわかりやすいかも知れません。
尚、What isよりも短縮形What'sの方がよく使われます。
<< 一般動詞を使った例 >>
「あなたは〇○が(を)ほしいですか。」を英語では“Do you want ○○?” と言いますよね。○○は、want の目的語です。「あなたは何が(を)ほしいですか。」なら、○○にwhatを入れて“Do you want what?” と言いたいところですが、whatは目的語でもやはり文頭。
したがって、“What do you want?”になります。
例えば誕生日が近い友達に「誕生日に何がほしい?」なら、“What do you want for your birthday?” と言います。ギターが欲しければ “I want a guitar.” のように答えます。
*“What do you want?” はストレートな言い方です。親しい友達や家族以外の相手には “What would you like?” と言った方が丁寧です。
(答え方: “I'd like ~.” I'd = I would)
さて、ここでクイズです♪ 次の文章は何を尋ねているのでしょうか?
“What do you do (for a living)?”
*for a living:生活のため
直訳すれば、「あなたは生活のために何をしますか。」ですが、実は「職業は何ですか。」という意味です。基本的に一般動詞で尋ねられたら、一般動詞を使って答えますが、もしこの質問に学生の方が答えるなら、“I’m a student.” になります。
★“Are you a student?” のように、答えが “Yes” 又は“No” になる疑問文は語尾を上げますが、疑問詞で始まる疑問文は語尾を下げます。 (例外もあります。)
1. What’s your name?(リスニング用音声)
2. Are you a student?(リスニング用音声)
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